約束のネバーランドネタバレ2巻の感想!ママの内通者の正体とは?

180°ひっくり返るほどの衝撃の展開をみせた「約束のネバーランド1巻」。

主人公のエマと共に真実を知ったノーマン、そこにレイも加わり頭脳を駆使した、脱獄プランを計画していくストーリーとなっています。

キレ者で手強いママに加えて新たな刺客も現れ、内通者まで…!?

「約束のネバーランド2巻」一体どんな展開がGFハウスで起こるのでしょうか。

ここでは、「約束のネバーランド2巻」の、あらすじとネタバレについて、感想を交えながらお伝えしたいと思います。

約束のネバーランド2巻のネタバレ1 発信機をどうする…!?

子供たちは、全員発信機でママに動きを把握されている事実に気付いたエマ、ノーマン、レイ。

GFハウスから逃げるには当然、発信機をなんとかしなければなりません。

そんな中、エマが発信機の埋め込まれている場所は「耳」であることを突き止めます

3人は壊し方を考えますが、下手に耳から発信機を取り出そうとするとママに気付かれてしまう恐れがあるため、壊し方はさておき、壊すのは逃げる時と決めます。

ママは今までもスキンシップとして子供たちの髪や耳を触り、発信機の安否を確認していたのですね。

抜かりないです。発信機の件については、レイに一任するエマとノーマン。

約束のネバーランド2巻のネタバレ2 新たな刺客と新たな仲間

1巻で登場し始めたシスタークローネ。一体何の目的で現れたのでしょうか。ここではシスタークローネとは何者か?2巻の主要な登場人物について解説します。

シスタークローネ

ママ(イザベラ)の補佐の役割を担う為に配属されてきます。

真実を知った子供が2名いることで、大人の監視の強化を目的とするものです。

見た目は黒人風で腕っぷしはかなり強そうに見えますが、彼女の存在がストーリーにどのように食い込んでくるのか注目です。ママの座を狙っている一面がある為、脱獄計画に利用できるかもしれません。

ドン

エマたちに次ぐ年長者です。明るく負けず嫌いな性格で、やや短気で判断能力に欠けるが兄弟たちを思う気持ちが強い10歳の男の子。

ギルダ

同じく10歳の眼鏡をかけたおしゃれ大好きな女の子。内気だが芯があり冷静、洞察力を持つ才女。エマやドンとも仲が良いようです。

2人にはGFハウスの真実は伝えず、「人身売買」が行われていると伝え仲間に引き入れることになります。真実をすべての子供たちが受け入れられるとは限りませんよね。

3人はワンクッション置くしかなかったのでしょう。

約束のネバーランド2巻のネタバレ3 鬼ごっこという名の訓練

子供たち全員で脱獄したいエマ。年長者だけで脱獄するべきと考える、ノーマンとレイ。

兄弟のほとんどは幼く、歩けない赤ん坊すらいる状況で、当然失敗するリスクは格段に上がることは明確です。特にレイは「足手まといになるだけだ」と幼い兄弟たちを切り捨てようと主張します。

それが絶対受け入れられないエマ。

エマは自分が収穫される恐怖よりも、コニーのように犠牲になる兄弟が出ることのほうが恐怖なのです。

この状況でここまで兄弟たちを思いやれるとは、人間的に尊敬してしまいます。

またノーマンは、全員無事で逃げるのは難しいと思う反面、どこかで出来ることなら全員…と考えています。正解が解らない状況下での、3人の個性と心理の動きが非常に面白いです。

そこでエマは、遊びの中でママやクローネに怪しまれずにできる訓練を提案します。

毎日森で行う鬼ごっこです。

兄弟たちは真実を知らないにせよ、体力や逃走スキルのアップにつながると考えたのです。

そこへ、ママの失脚を目論むクローネが鬼ごっこに混ぜてほしいと現れます。情報が欲しいようです。もう、クローネの表情やアングルが本当にインパクトありますよね。

エマ、ノーマン、レイの3人は、敵を知るチャンスになると考えクローネを受け入れます。

クローネは想像以上に子供たちの逃げ方のスキルが高いことから、「他のプラントとは違う」と感心します。

エマたちが居るGFハウスの他にも、ハウスが存在していることが伺えますね。

エマを含め、本気を出したクローネに次々と捕まっていく子供たちですが、最後までノーマンとレイは逃げ切り子供たちの勝利で鬼ごっこは終焉を迎えます。

クローネとの鬼ごっこの経験から、今後はチーム制にし、逃走に適した訓練に変えていくことに。

それに伴い、チームを率いるため年長者のドンとギルダを仲間に引き入れることが重要となっていきます。

約束のネバーランド2巻のネタバレ4 内通者の正体

次第にエマ、ノーマン、レイの3人はママのやり方に疑問を抱くようになります。

真実を知った2名を突き止めて出荷させる様子はなく、ただ全体を監視している状況が続いていたためです。

そこで、すでに内通者がいて特定が出来ているのでは?と考えを巡らせます。

一体誰がママの情報源となっているのか。

兄弟を疑いたくはないけれど、エマは疑いの目を向けるようになります。

そんな中ノーマンは、ドンとギルダを仲間に引き入れると同時に、内通者をあぶり出そうと罠を仕掛けます。

「内通者は君だったんだね。レイ」

なんと罠にかかったのはレイだったのです。潔く認めるレイ。

  • レイはGFハウスの真実を昔から知っていた
  • ノーマンは最初からレイを疑っていた
  • レイは一人で脱獄計画を進めていた
  • レイは発信機を壊せる
  • リトルバニーを使いエマとノーマンを真実に導いたのはレイ

レイは、エマとノーマンを亡くならせたくなかったため、ずっと一人で戦ってきました。

自らママに自分を売り込み、協力する代わりに欲しいものを得て脱獄の計画を進めていたのです。

ノーマンはレイが自分たちを真実に導いてくれたことに気付いていたため、切り捨てることはせず、「今度は僕のスパイになってよ」と提案します。

レイが寝返る条件とは、エマを騙すこと。脱獄の際、全員連れていくふりをして土壇場で切り離せというものでした。

「できなきゃエマも、もろともここで命を断て」

ノーマンには選択する余地はありません。エマを騙す決意が出来ないまま了承します。

後に、レイがエマに内通者の正体が自分であることを告げます。

驚きはあったものの、全部知っていて何人もの兄弟を見送ってきたレイの心情を察し案じます。

しかしエマは、発信機の実験を誰かの耳で試したのかを問います。

返答を待たぬまま、「そういう線引きはもう二度としないでね。」と手を強く握りながら約束を乞うのでした。

エマらしい返しですね。自分そしてみんなのためとはいえ、犠牲になる兄弟があってはならないと抑えられない気持ちだったのでしょう。

仲間は5人になり、発信機さえ壊せれば脱獄への目途が立ちます。次に必要となるのは、GFハウス周辺の情報です。

そこで重要となる人物「ウィリアム・ミネルヴァ」。

生存すら不明の謎めいた人物ではありますが、図書館にある本を何冊も通じてメッセージを隠しているのだとエマは言います。

本にはどんなメッセージが隠されているのか。また、この人物が生き残るための鍵となるのでしょうか。

そしてママが毎日訪れる秘密の部屋の存在が明らかに…。

明らかになったかと思えば深まる謎!「約束のネバーランド」3巻ではどんな展開を見せるのでしょうか。

早く読み進めたくなるストーリーです。

約束のネバーランド3巻はこちら↓

約束のネバーランド2巻の感想

内通者は一番身近なところに居ましたね。動じず冷静なレイだけに、ママにとって内通者には適任なのもわかります。

一瞬レイが敵に回ったかと思ったときは焦りましたが、結果仲間になり安心してしましました。敵に回したら恐ろしいですが、味方であればこれ以上の戦力はありません。

なんとなく、ドンとギルダがやらかさないかが心配です。

2巻では、緊迫する3人の駆け引きシーンがそれぞれカッコよく見どころだったと思います。

11歳とは思えない、エマ、ノーマン、レイそれぞれの思惑の絡み合いが今後も見逃せません!

前回のおさらいはこちら↓